総合型選抜を目指すのなら!

いつスタートを切るか?

準備総合型選抜(旧称:AO入試)で大学を目ざそうとすると、高校3年生になってからスタートというのでは十分な対策を講じられない恐れがある。各大学がどんな学生を求めているのか、それに合致するためにはどうしたらいいのかを高1、高2から始めるのが理想だ。

なお、注意したいのが総合型選抜は、他大学とは併願できない場合が多いということだ。つまり、他の大学との併願を認めておらず、「専願」であることがほとんど。合格したら必ず入学しなければいけないケースが多い。

総合型選抜で求められるのは!

総合型選抜とは、エントリーシートなどの書類選考や面接、プレゼンテーションなどを組み合わせて、受験生の能力、学習意欲、目的意識を総合的に評価するという入試方法だ。

かつては、学力不問という大学もあったが、入学後の学力不足や適応能力の欠如などで中退者が増えたことから、今では、一般入試である大学入学共通テストや大学独自の学科試験・小論文、プレゼンテーションなどを通して大学で勉強するに十分な学力、知識や技能があるかを問うようになっている。

総合型選抜で課せられるもの!

総合型選抜で実施される選抜方法は各大学によって特色があるが、基本的な項目は以下のようなものだ。

面接、実技試験、教科・科目に係るテスト、小論文、プレゼンテーション、資格や検定試験の有無、結果、調査書やエントリーシートの内容などが求められる。

上記を通して大学側は、「大学が求める学生像なのか?」「なぜうちの大学を志望したのか」「該当学部で学ぶことを強く希望しているか」などを見極めていく。

こうした入試方法だけに、志望する大学、学部を熟知し、そこで自分がどんな学びをするのかを具体的にまとめ上げていなくては、そんな簡単には合格できないということを知っておこう。

次回は総合型選抜入試までのスケジュールについて紹介しよう。

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