総合型選抜に向いているのはどんな人?
総合型選抜は大学・学部が掲げるアドミッション・ポリシーをよく理解し、かつそのポリシーにマッチしている人ということになる。
体育会系の部活動や文科系の部活で資格を取得した、あるいはボランティアなどの課外活動や研究活動の実績、そして、これだけは誰にも負けないと思える特技がある人、さらに、将来の明確なビジョンがある人などは総合型選抜に向いているといえる。
総合型選抜は、多くの大学が積極的に募集枠を広げており、志願者数も増えているということで、今注目を集めている選抜方式だ。
総合型選抜の特徴
総合型選抜は、人物像にフォーカスした特殊な選抜方式。一般選抜のような学力試験の成績は重視されず、また学校推薦型選抜に求められる高校の学業成績は影響せず、出身高校の校長の推薦も必要ない。
総合型選抜の選考方法は大学によってさまざまだが、多くの大学は書類審査のほか、面接、小論文などを課している。模擬講義やセミナーへの参加後、筆記試験やグループディスカッションなどを課す大学もある。体育系や芸術系の学部では、実技試験を課せられる。
文部科学省の調査によると、2021年度に総合型選抜の大学に入学した割合は、全体の12.7%と10人にⅠ人以上となっていることからもその人気が伺える。
総合型選抜の平均倍率
旺文社の調査によると、2020年度のAO入試の平均倍率は、国立大学では3.4倍、公立大学では3.2倍、私立大学では2.4倍となっているという。
同年度の一般選抜の平均倍率が、国立大学では4倍、公立大学では4.6倍、私立大学では3.8倍であったことからも、総合型選抜入試の平均倍率は低い。
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