2021年春の大学入試総合型・学校推薦型選抜入学者が初めて半数を超え!

総合型選抜は受験生の志望学部との相性を重視

2021年春の大学入試では、一般入試ではなく書類審査や面接で決まる総合型・学校推薦型選抜(旧AO・推薦入試)の入学者が初めて半数を超えた。

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親の時代とは、全く違う入試制度

総合型選抜は受験勉強の知識量を競うのではなく、学びたいことと、大学が求める学生像とのが一致する受験生を求めている。つまり、大学が求めるのは、入学後に伸びる学生である。だからといって、総合型は特別な才能や実績が必要というわけではない。

総合型の出願は9月からで、11月には合格者がはじまり、ほぼ年内に受験を終えることになる。

総合型が広がる背景には、高校の新学習指導要領で自ら課題を見つけ、解決策を探る「探究学習」が導入されたことによるものだ。文科省は「知識偏重・1点刻み」入試からの転換を目指していることからも総合型選抜との考えと合致する。
大学は、中堅校と難関校で事情が異なる。少子化で、中堅校以下は学生を早く囲い込む手段となっている。一方、難関校は一般入試だけでは学力や経歴が近い学生ばかりになってしまうと、それぞれの事情から総合多選抜や学校推薦型を主流としつつあると見られている。一般入試を不得意としている受験生やは、総合型・学校推薦型を選びやすい。だが、あくまでも入学することが目的ではなく、やりたいことをしっかり学べるための大学選びでなくてはならない。

活動報告書に面接や小論文を評価

総合型選抜は、大学・学部が入学者に求める能力や受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)に基づいて選考する。多くの大学では、まず志望理由書や高校までの活動報告書などを審査し、続いて面接や小論文などを行う。課外活動の実績、つまり運動で優勝という結果を求めているのではなく、課外活動で自分に何を課したのかや熱意を評価している。

勉強もダメ、部活もダメとあきらめる必要はない。高校生活で何を感じたか、その気持ちを大学の学びとどう結びつけるかが大切なのだ。あきらめることなく自分のやってきたことでも認められそうなかだいをみつけ、さらに、その課題に当てはまる大学の総合型選抜をチェックしてみよう。

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