東工大、総合型選抜143人の「女子枠」創設へ

東工大、女性が増えれば活性化するとし、比率2割以上目指す

東京工業大は、2025年度までに学校推薦型選抜と総合型選抜で計143人の女子枠を創設する入試改革を発表。東工大の総募集人数の14%を占める規模で、現在は13%に低迷する学士課程の女子学生比率を20%以上を狙う。

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女子枠は東工大の全6学院で導入する。24年度入試では、物質理工や生命理工など4学院で計58人、25年度は理学院と工学院で計85人の女子枠を新設する。計1028人の総募集人数は変更せず、23年度から一般選抜枠を930人に減らす。

東工大は東京医科歯科大と24年度をめどに統合することで合意したが、入試は当面、両大学の仕組みを維持するとしている。

文部科学省は、理工系分野の入試に女子枠を創設するよう各大学に促している。23年度入試では、名古屋大や島根大、富山大が一部の学部で女子枠を設ける。

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