留学での問題点
高校までは、これといって勉強はできなかったけど、大学に入ったら留学して英語くらい話せるようになりたいと考えている人、多いのではないでしょうか。
夏休みなどを利用した留学であれば他の勉強に差し支えることはありませんが、9月から12月といったように1学期間の留学となると他の教科に影響を及ぼしますから留学するのはマイナスというケースも少なくありません。
留学を念頭に置いた場合、留学をカリキュラムに組み込んだ大学を選ぶのが、言うまでもなくベストです。留学先の大学で他の教科を履修できる制度を設けている大学もあり、4か月、6か月、あるいは1年、2年と心置きなく留学ができる制度を設けている大学もあります。
次に問題となるのは留学している間の授業料についてです。心置きなく留学ができたとしても、在籍している大学に授業料を納め、さらに留学先の大学に授業料を納めるというのでは出費がかさみ、留学はかなりハードルの高いものとなってしまいます。
そうした問題を解決すべく、留学中の授業料を減免する制度を設けて、年間の授業料の半額、あるいは3分の1という大学も多々ありますので調べてみましょう。
また、1年、2年といった長期にわたる留学では休学制度を設けている大学もあります。その場合、休学中の授業料は発生しませんが、帰国して大学に戻ってから必要な単位を取らなければならないことから授業料が発生するということは計算に入れておきましょう。
その他、留学先の言語という問題もあります。留学制度を設けている大学でも、その留学先が英語圏以外のフランス、スペイン、中国、韓国となっている場合は、英語の勉強を志している人はNGとなります。中には、とりあえず留学と、留学先に重きを置いていない人もいますが、成果を得られないケースは少なくありません。
留学でよく話題となるのが、その結果です。アメリカに4か月留学したとしても、英語が理解できるようになるわけではないと心得ておきましょう。また、留学したというと英語が話せると思ってしまう人が多いことも事実です。しかし、常識的にその程度の留学ではいくらも成果は上げられません。
留学を終えて帰国しても話せない、聞き取れない、理解できないと落ち込む必要は全くありません。外国の友だちができた、言葉を話すことが好きになれたというだけでも留学は大成功といえます。
こうしたことを心得て留学の計画を立ててみてください。
次回は大学名や学部名、実例などを挙げた留学情報を提供しますのでご期待ください。