大学一般入試にも採用される「情報学」とはどんな教科なのか?

情報学とは

学習指導要領の改訂に伴い、高等学校において学ぶ「情報科」は現在の「社会と情報」「情報の科学」2科目から、「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」2科目へ再編される。

現行の学習指導要領の「情報」は、プログラミングを含まない「社会と情報」とプログラミングを含む「情報の科学」に分けられ、これらのいずれか1科目を選択、履修する必要がある。

「情報」を導入する目的は「文系、理系などの専攻や卒業後の進路を問わず、情報活用能力を国民的素養として身につける」こととしているが、現状では、約8割の生徒がプログラミングを含まない「社会と情報」を選択しているといわれている。

新しい「情報」とはどんなことを学ぶ教科なのか?何を目指しているのか?

新学習指導要領下では、「情報科」は「情報Ⅰ(プログラミングを含む。共通必履修)」と「情報Ⅱ(より高度な内容を含む。選択科目)」に分けられている。

具体的には「情報Ⅰ」は目的のために必要なツールを自ら選択し、内容をプログラムできる能力、そして、「情報Ⅱ」はさらにレベルが高く、目的に合ったシステム全体を自ら構築運営する能力を身に着けることを目的とした教科といった位置づけだ。

つまり、これまで高校で学んでいた情報では、世界に後れを取るということで、今回大幅な見直しがされたということだ。

この科目が入試の科目として採用されるのは令和7年ということになっているが、各大学とも、この情報を重視していることは確かだ。

一般入試では令和7年となっているが、総合型選抜や推薦型入試では、早々にこの情報科目を取り入れるのではないかと見る向きもある。つまり、情報科目に強い学生を獲得し、次世代で活躍できる人材と育て上げたいというのが大学にはあるはずだ。

そこで、総合型選抜を目指す受験生は、少なくとも情報についてはしっかりと学んでおく必要があるといえる。

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