総合型選抜に必要な書類とは

総合型選抜の書類審査の特徴と主な出願書類

提出が必要な書類は大学や学部によって異なるが、調査書や志望理由書、活動報告書等が求められるケースが多い。そして総合型選抜の第一関門となる書類審査によって合否が大きく左右される。

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書類審査において提出書類の内容が求める水準に達していないと大学から評価された場合、書類選考の時点で不合格となる。

書類審査の対象になる主な書類
ここでは、書類審査に必要な書類を詳しくご紹介します。*なお、受ける大学・学部によってはこれからご紹介する書類以外の書類も提出しなければいけない場合もあります。そのため、必ず志望大学・志望学部の必要書類は確認しましょう。

調査書
調査書は、通っている高校が高校入学時~願書提出時までの期間の学習態度や学校生活について記述した書類。
・学業成績
(高校3年間で履修した教科と科目、5段階による成績評価、取得単位数が記載されている)
・欠席日数
(皆勤に近いほど評価は高くなる)
・課外活動
(委員会やクラスの係、行事での役割等)
・保有資格
(英検等の外国語資格は特に見られる)

総合型選抜では多くの大学で学力試験を行わないため、受験生の学力を知るために調査書の提出を義務付けている。調査書は1つの大学に1通必要だ。また、調査書が発行されるまでに時間がかかることもあるので予備もそろえておいた方がいいだろう。

志望理由書

志望理由書(自己推薦書)
・大学が求める人物像と一致しているか
・志望理由が明確か
(その大学・学部ではないといけない理由があるか)
・自身の経験と目標・将来の夢に関連しているか
・独自性の高い将来ビジョンがあるか
・エピソードが具体的か

志望理由書も総合型選抜の書類審査で必要な書類だ。志望理由書には、文字通り入学したい理由を記載する。大学は書類審査の際に志望理由書を通して、大学のアドミッション・ポリシー(入学者に求めている人物像)に合致しているか人物であるかどうかを判断する。

志望理由書は大学側に自分をアピールする大きなチャンスとなり、面接での質問は志望理由書の内容を基にしたものが多い。つまり、志望理由書も書類審査において重要な書類となる。

総合型選抜の二次選抜で実施される面接では志望理由書に記載した内容を確認されることもあるので、大学に提出する前にコピーをとっておこう。

自己推薦書
自己推薦書は文字通り、自分を大学に推薦するための書類だ。しかし、自己推薦書の内容は志望理由書を提出するかどうかで変わってくる。
志望理由書を提出しない場合は、志望理由も含めて記述する事が出来る。一方で、志望理由書を提出する場合は、志望理由書と自己推薦書の内容が被らない様に注意しよう。

志望理由書と自己推薦書を両方提出する場合は、「過去→現在→大学での学び→将来」のうち過去の部分は自己推薦書に手厚く書き、現在から将来にかけての部分は志望理由書で書くとバランスが良くなる。

活動報告書
活動報告書とは、これまでに取り組んできた課外活動や部活動、大会やコンクールの成績等を記載する書類だ。
総合型選抜で活動報告書の提出が求められる場合、結果をそのまま書くよりも、これまでの取り組みを客観的に振り返って事実を書く事が推奨されている。
また、個人的な活動よりも部活動の大会やコンクールといった、グループでの活動の方が高評価を受ける傾向にある。

活動報告書
・これまでどのような課外活動を行ったのか
・大会やコンクールで好成績を収めた経験があるか
・志望大学・学部に関連する専門的な趣味はあるか

学習計画書
学習計画書とは、大学卒業後の進路を踏まえながら、入学後にどのような事を、どのように学びたいかをまとめた書類だ。
・大学でやり遂げたい事が明確であるか
・やり遂げるためにやるべき事は明確であるか
・卒業後のビジョンと関連しているか

①:大学でやりたい事を明確にする
学習計画書を書き始める前に、自分が大学でやりたい事を明確。ゴールが決まっていなければ、計画を立てる事は出来ない。
学習計画書を作る際には志望大学のホームページやパンフレット等を参考にしながら、大学でやりたいことを明確にしておくこと。
②:学年別にやるべき事を明確にする
大学でやりたい事が決まったら、それを達成する為にやるべき事を明確にする。学習計画書の書式は大学によって異なるが、1年次・2年次…と学年別に書く事が多い。
③:将来に繋がる計画であるか確認する
①と②の段階を踏んで、大学4年間で何をどう学んでいくのか明確にする。最後のステップでは、その学習計画が自分の将来に繋がっているか確認すること。
将来の夢やビジョンも具体的に説明しておくと、大学に学習の目的が伝わりやすい。

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