「志望動機書」の書き方講座①-基本編

自分の将来像をイメージして、目指す大学、学部を考えてみよう!

 

何を学ぶために大学に行くのか、そこが最も重要なポイント!

あなたの将来の夢は何ですか? その夢を実現するためには、大学でどんな勉強をすればいいのか考えていますか? よくあるのが、大学に入れればどんな学部でも構わないという人。将来のことを考えもしないで大学に入ったらどうなるのでしょう。

歴史の嫌いな人が、毎日、歴史の授業を受けなければならないって考えたら、答えはすぐにわかりますよね。ノートを借りまくって、一夜漬けの勉強レベルで辻褄合わせの単位を取って卒業したって、いい仕事につけるはずがありません。卒業できればまだいい。結局、何のために大学に入ったのはよくわからなくなって中退してしまうケースも決して少なくないのが実情です。

そもそも、将来なんて考えることなく大学選びをしているような人に、どんな仕事をしたいかなんてイメージは端っからないわけです。そんな人に、今現在、偏差値で負けていたとしても、ちゃんとした大学選びをしてさえいれば、就職する時に大逆転も夢ではなくなるのです。

そんな人生の大逆転劇を演じるには、大学で何を学ぶかがとても重要になります。しかし、そうはいわれても、なかなか将来のことなんかイメージできないですよね。

将来就きたい仕事について考えてみよう

でも、難しく考えることはありません。子どもの頃、憧れた野球選手やパイロットでもいいでしょうし、今時は、お笑い芸人やYouTuberに憧れている人も多いですから、そうしたものでも一向にかまいません。むしろ、フツーのサラリーマンなんていう人は少ないのではないでしょうか。そんなイメージしかない人は、フツーのサラリーマンってどんな仕事をしている人か考えてみてください。

身の回りにある仕事を考えてみるだけでも、いろいろ思い浮かんできたりするものです。たとえば、市役所に勤める人、警察官、消防官、車会社の営業マン、マンションを斡旋する不動産会社に勤める人、保険会社のセールスマン、デパート、スーパーの店員、バス、タクシーの運転手、駅に勤める駅員というのもあります。身近なところでは学校の先生、塾の先生、格好いいところでは、海外を飛び回り物を売り買いする商社マンというのもありますし、毎日見ているテレビの制作会社に勤める人や、アナウンサーを目指したいという人もいるでしょう。

ここでは将来像が夢であっても、空想、仮想だって一向に構いません。仮想だって、将来を考えるいい訓練になるからです。

まず、自分の目指す仕事に就くには、どんな知識や技術を身につけなければならないかを調べてみましょう。例えば、パイロットになるには、英語が必要ですし、機械メカニズムにも強くなくてはなりません。さらに、視力や空間認知力が求められます。英語や機械については大学でも学べるので諦める必要はありませんが、視力についてはしっかり確認しておいた方がいいでしょう。いずれにしても、パイロットはかなりの専門知識が必要ですから、免許を取得するには、航空会社に就職するか、航空大学に入る、あるいは航空技術を身につけられる学部を持つ大学に進むのが一般的です。

お笑い芸人、YouTuberだって構わない

パイロットはかなりのハイレベルな仕事ですから、尻込みしてしまいそうですが、しっかり調べて、絶対なるんだという強い信念があれば、決して叶わない夢ではありません。中には、お笑い芸人になるなら吉本の学校でいいだろうという意見もあるでしょう。確かにそれもいいでしょう。しかし、吉本の学校は大学を卒業してからでも入れます。

人の心は移ろうもので、大学でいろいろなことを学び、経験をしていく中で、志望が変わるのはよくあることです。そんなことも想定すると、やはり、大学に入った上でお笑いを目指すには何を学んだらいいのかを考えた方がいいでしょう。トークの力が求められる仕事ですから言葉について学ぶというのもありますし、人がどんなことに興味を持ち、どんなことで笑うのかを研究したい、時事問題など幅広い知識を身につけたいなど、調べていくとお笑いにも生かせる興味深い学びが大学にはたくさん見つかるはずです。

どんな知識、学問を身につけたいかが見えてきたら、それはどの学部に進めば、取得できるのかを調べましょう。例えば、言葉について学ぶなら文学部、人の心のありようを突き詰めるならば心理学部、商社など、物を売り買いする職業に就くには、商法や簿記、会計などの知識が必要になりますから商学部という選択肢があります。また、物を売り買いするには法律も深く関わりますから、法学部からのアプローチというのもあるでしょう。

東大で学ぶ法学も、無名大学で学ぶ法学も中身はいっしょ

いうまでもなく、同じ法学部なら学ぶ内容はどこの大学でも同じです。東京大学の法学部で学ぶことと早稲田大学、日本大学、国士舘大学、駿河台大学で学ぶ内容に違いはありません。大切なのは、自分がどこまで学ぶのかです。よくあるのが、偏差値の高い大学に入学できたけど、それで満足してしまって、ちゃんと勉強しないというケース。まさにアリとキリギリス。どんなに偏差値の低い大学であろうが、ちゃんと勉強すれば、偏差値の高い大学の学生と同じ知識が身につき、大学で大逆転する可能性はとても大きいのです。

志望動機書づくりにびびることはない
将来、自分はどんな人間になりたいか、どんな仕事に就きたいか、それがイメージできれば、それを実現するためには、どんな知識、技術を身につければいいのか見えてきますよね。総合型選抜試験で求められる志望動機書にはそれをそのまま書けばいいのです。
YouTubeなんかでよく「志望動機書がマジ、やばい!」なんて話をしている人がいますが、あれは、将来の自分像を思い浮かべないままに大学を選び、受験した結果の話なのです。ある意味、こんな人がたくさんいるということは、それだけ多くの人が大学に行くにあたって真剣に考えていないということでもあるのです。実際、そんな高校生が大勢いるから、予備校などで開講している志望動機書の書き方講座などが人気になっているのです。
その結果、受験に有利になるからと興味もないのにボランティアに参加したり、サークルに入部したりして、志望動機書の材料にしようとしている高校生がたくさんいます。本末転倒とはまさにこのこと。そんな焼き付け刃な活動が将来に役に立つとはとても思えません。
たとえ形だけの活動でも何もしてこなかった高校生に比べれば、評価されやすいというのはあるでしょう。アピールできるような活動はなにもしてこなかったという高校生は、不安になるかもしれません。しかし、ここは正攻法で乗り切っていきましょう。しっかり考え、将来の自分像を思い浮かべ大学、学部を選べば、志望動機書は決して難関なものではありませんので、ここはリラックスして考えていきましょう。

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