暗記型の受験勉強なんて関係ない入試制度
90パーセントの大学受験生が受験勉強に挫折しているといわれている。そのワケは一般入試でトップクラスの大学に合格できる、いわゆる勉強のできる受験生は全体の1割、その次のクラスの大学に2割にしか満たない。残りの7割は落ちこぼれと感じているという。
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7割の受験生が、受験勉強が苦手で点数が取れなかったからといって、勉強ができないというのはおかしい。むしろ不合格にするための試験に真剣に取り込んでいる方がおかしい。受験勉強がつまらないと感じるのが当たり前の感情ではないだろうか。
そうしたことから大学側もこれまでの一般入試で合否を決定するのはいかがなものかと考えた末に誕生したのが総合型選抜など、推薦入学だ。総合型選抜は受験勉強の結果、つまり偏差値を問うのではなく、高校時代にどんなことを経験し、どんなことを考えたかを重視した入試だ。
難点は高校や予備校の指導では、紋切り型となり受験指導が難しく受験生にとっては不安があるという点だ。しかし、自分が高校時代までにやって来たこと、そこで得た考え方を大学に入学後の勉強に生かせるというプランを立てれば、なんの難しさもない受験制度といえる。
そのためには高校時代に何をしたか、そしてそその過程で何を感じたかをまとめてみるといいだろう。重要なことは1年生、2年生、そして3年生と徐々に成長していく過程をしっかりと見せることだ。そこには部活で優勝したといったような華やかな実績がなくとも、何を感じ、何を得て、次のステップに進んでいったかという過程をしっかりとプレゼンテーションできるか否かが大事といえる。