学校推薦型選抜の入試制度とは

在籍する学校が進めてくれる学校推薦型選抜とは

学校推薦型選抜(旧推薦入試)は、大きく分けて指定校制と公募制があります。指定校制は多くの私立大学で実施されている入試制度で、各大学が指定した高校の生徒に対する選抜です。つまり、大学が指定する高校に在籍し、それなりの成績を残している生徒であれば是非とも挑戦したい入試制度です。

指定校となっている高校では過去の実績がありますので、どの程度の生徒なら確実に合格させられるというデータがありますので、学校が指名してくれれば合格の確率はかなり高いといえます。

一方の公募制は、各大学が出す調査書の学習成績の状況や浪人年数制限などの出願条件をクリアし、出身高校長の推薦があれば、在学生や既卒者も出願できるというものです。

国立大学の学校推薦型選抜

国公立大学でも東大をはじめとする9割以上の大学が学校推薦型選抜を取り入れています。ただし、国公立大学の推薦枠の人員が少ない上に、出願条件が学習成績の状況4.0以上と高いレベルの生徒を求めていることから、かなりの狭き門といえます。
また、2021年度入試から小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、教科や科目テスト、資格や検定試験の成績に加え、共通テストなどで学力を問う傾向にあります。

私立大学の学校推薦型選抜

私立大学の学校推薦型選抜での入学者は40%以上を占めるほどになっています。出願要件で成績基準を設けない大学もあります。選抜方法は、小論文や適性検査、面接、基礎学力試験、調査書等の書類審査などで選考されています。

その他、私立大学の学校推薦型選抜は、部活などで活躍したスポーツの成績で選抜するスポーツ推薦、に秀でた学生の獲得を目的とした選抜で、出願にあたっては高校時代の競技成績が基準となります。

また、実用英語技能検定などの民間の英語検定や、日商簿記などの技能をもつ受験生を対象とした有資格者推薦、そして、生徒会や部活動、コンクール、そしてボランティアなど地域活動経験を持つ生徒を選抜する課外活動推薦などがあります。

 

 

 

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