なるため! 幼稚園教諭その①

幼稚園教諭になるには「幼稚園教諭免許状」が必要です。それを区分けすると1種、2種、専修免許の3種類があり、この区分けによって実際の現場での役割や給与などに影響を与えるということは少ないようです。

幼稚園教諭免許に違いはあるか

幼稚園教諭免許状は短大や専門学校、養成学校で幼稚園教諭養成課程を受講し、所定の課程を修了して卒業すると2種免許、4年制大学で1種免許状、そして大学卒業後、大学院修士課程、または専攻科を修了すると専修免許状が習得できます。

教諭免許の種類は上記の3つに分けられ、給与とか、待遇とかに差があるように思われがちですが、どれが有利ということはないようです。但し、短大、あるいは専門学校を卒業して20歳前後から働き始める場合と、大卒の22歳から働き始めるという年齢的なことを考慮すると給与に格差がある程度ということから、短大や専門学校卒業で教諭になるという人が多いといえます。

免許によって差がない職場でのキャリアステップについて

幼稚園教諭でのキャリアステップは、厚生労働省指導に基づく、都道府県、市町村、幼稚園団体、大学などで実施される各種研修を受講するという制度が示されています。研修分野は次のものがあります。

①教育・保育理論
②保育実践
③特別支援教育
④食育・アレルギー
⑤保健衛生・安全対策
⑥保護者の支援・子育て支援
⑦小学校との接続
⑧マネジメント
⑨制度や政策の動向

園児定員160名の標準規模など、一定の条件を満たす幼稚園教諭で、教諭経験年数が3年以上などの要件が満たされれば、研修を受講することで若手リーダーとしての地位が得られます。

7年以上のキャリアといった要件を満たせば中核リーダー、あるいは専門リーダーとしての地位が得られ、それぞれ給与に反映されるシステムと期待されています。

幼稚園教諭に強みをもたらす資格

また、幼稚園教諭として園児の興味を引く手法を習得することもキャリアアップにつながります。例えば冒険心など、子どもの興味をひく能力を培うボーイ・ガールスカウトの指導者の資格やリトミック指導員の資格などの習得はアドバンテージとなります。その他、体育指導員、オルガンやピアノ、和太鼓などの楽器などの演奏、あるいは指導ができるという技能習得も有利といえるでしょう。

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