なるため! 幼稚園教諭その④

幼稚園教諭に欠かせない勉強と経験

幼稚園教諭に不可欠な知識は専門学校や大学で学べます。授業の一環として幼稚園や保育園に出向いての実習もあるので、先輩教諭から現場ならではの知識や技術が必要となってくるのか、また、実際に園児を前にして、どんな準備をすればいいのかを感じ取ることができる機会となります。やはり、生身の人間対人間の仕事ですから相手の気持ちを察する気持ちや心がけなどを学ばなければなりません。

体育技能や音楽などが必要

ピアノ奏力は必須ではないものの、ピアノやオルガンは教諭なら弾けて当然という風潮はあります。そうしたことからもピアノ経験2年から4年相当のバイエル程度は弾けるようにしておきたいものです。ピアノ以外にも園児が笛やハーモニカ、木琴、ピアニカ、オカリナなどを練習する幼稚園も少なくないところから、こうした楽器も心得ておけば強みとなります。また、和太鼓や笛といった和楽器を練習させる幼稚園も増えていますので、こちらも勉強しておくと歓迎されそうです。また、ダンスや鉄棒といった運動も指導することになりますから、そういった技術的な準備も不可欠です。

英語や中国語などの語学も求められている

全国的に外国人の園児が増えてきていますので、英語などの外国語ができると採用試験などで有利になるといえます。外国語といっても中国語、韓国語、ブラジル人の話すポルトガル語などと多岐にわたるので、基本は世界共通語といわれている英語を身につけ、ほかの言語はあいさつや数字など、簡単な単語や言い回しなどを知っておく程度でも十分でしょう。

相手にするのは園児と保護者

教諭が相手にするのは園児に限ったことではありません。保護者と園児の健康面やその他の問題について情報を共有しておかなければならないなど、保護者とのコミュニケーションも重要な仕事となります。社会人となるまでは、主に同年代だけを相手としてきた人にとって、年上と接するのはかなり厳しいものがあります。保護者と顔を突き合わせてということが多い幼稚園教諭になるためには、そうした課題もクリアにしておかなければなりません。家庭や近隣、あるいは部活動やアルバイトなどで年上と積極的に交わるようにして克服するといいでしょう。

 

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