なるため! 幼稚園教諭その③

幼稚園教諭の仕事例

幼稚園での仕事は、幼児と遊戯をしたり、歌を歌ったりと楽しそうな職場のようですが、実際のところ、幼児の多くは自分の気持ちをうまく伝えられないことから、園児一人ひとりの表情や行動を注視していなければならないなど、責任重大な仕事です。

登園してくる幼児の体調をチェック

9時始まりの幼稚園の場合、その1時間ほど前が出社時間となります。登園すると一日の連絡事項やスケジュール、幼児の体調などの情報整理、引継ぎ事項などをほかの教諭と共有します。

バスで幼児を迎えに行く係の教諭と園に残る教諭と仕事の分担があります。園に残った教諭は園庭や遊具、そのほかの施設に不具合がないかなどを入念にチェックします。

次に、幼児に付き添いの保護者からの幼児の体調や伝言の有無を確認。実際に幼児の様子をチェックします。

園児との時間

午前中は夏であれば七夕、冬であればハロウィン、クリスマスツリーといったものを作ったりする工作、秋は運動会や発表会の練習の時間となります。一人ひとりの園児の性格をしっかり把握した上で個別指導をしなくてはいけません。

昼食時間になると教室を片付けて、手洗いやうがいをさせ、食事のマナーを守った昼食が摂れるような指導が求められます。

食後は園児にとって楽しい昼休み。園児は教室内や園庭などで自由行動をとるので、教諭は持ち場を分担して園児の見守りをします。

午後は歌や楽器の練習、あるいはかけっこの練習や縄跳び、遊戯、ダンスなどの練習をします。ここでも園児一人ひとりの能力や体力に合わせた指導が求められます。

14時には園児は帰りの支度を始めます。保護者が迎えに来る園児と、バスで帰る園児を分けて待機させます。

園児が帰宅した15時以降になると全体打ち合わせで、クラスの状況、行事に向けての課題などについての話し合いや、そのほかの事務作業などをします。そして、16時に教室の整理整頓、戸締りを確認して一日の仕事が終わります。

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