急激な変化を遂げる時代に応える学部
理系、文系とも馴染みのある学部を紹介したが、その他に特化した学部や、グローバル化時代、そして多様性の時代を迎え、聞きなれない学部名なども登場している。そうした学部を紹介しよう。
桜美林大学
航空・マネジメント学群
ここでは、航空機の発着や運行を管理する「航空管制」、航空機、航空機部品整備の品質管理や技術管理を行う「整備管理」、空港の運営・経営に携わる「空港マネジメント」、そして飛行機の操縦士育成の「パイロット」という4つのコースを設けている。高度な専門性と卓英語力を備えたスペシャリストを育成するための学群だ。
日本工業大学
先進工学部 データサイエンス学科
AI(人工知能)技術の本質を学び、デジタル・トランスフォーメーションによる社会変革に対応できる人材を育成するための学部だ。
成蹊大学
理工学部
学問分野を明確にした堅固な専門知識を修めて学生の専門性を確立するため、理工学部を従来の3学科体制から1学科5専攻体制(データ数理専攻、コンピュータ科学専攻、機械システム専攻、電気電子専攻、応用化学専攻)に改組。以下を身に付けた人材を育成するための学部。
・SDGs達成のために社会課題を解決するスキル
・高い専門知識・スキル
・高度なICT(情報コミュニケーション技術)スキル
・多様な視点から社会課題を考える総合的思考力
・イノベーションを起こす創造的思考力
・多様なメンバーと協働できるコミュニケーション力
東海大学
建築都市学部
建築学科と土木工学科を建築都市学部としてリニュアル。建物を作るに留まらず、生活にかかわるソフトを充実させ、高い専門性と広い視野を備え、且つ、ローカルとグローバルの視点をもった人材を育成する学部だ。
専修大学
国際コミュニケーション学部
国際コミュニケーション学部では、言語・文化・歴史等の多彩な科目と多くの海外体験を通して真の国際性を養成。“国際化の進む日本で” “日本から海外に向かって”という2方向でのグローバル化時代に適応する国際理解をふまえた人材を育成するための学部
國學院大學
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科
文系・理系の垣根を越え、地域を支える学問を理論と実践の両面から、分野横断的に学ぶことができる学部として、「観光まちづくり学部 観光まちづくり学科」では、日本各地の歴史、文化、自然をみつめ、観光を基軸に持続可能な「まちづくり」を考え、多様な側面から地域に貢献する人材を育成するための学部。
福井県立大学
海洋生物資源学部
「持続可能な開発目標(SDGs)」の14番目「持続可能な海洋資源の保全と活用」を達成するため、海洋に関する教育や研究が世界中で求められていることを受け、多様な海洋生物や、それらの再生産の場でもある海洋環境などについて学び、SDGs達成に貢献する人材育成のための学部。