指定校推薦は学校推薦型選抜のひとつ
指定校制は、大学が指定する高校からのみ出願できる入試制度だ。つまり、自分が通っている高校が大学に指定されていて、さらに学校長の推薦があれば応募できる入試制度である。指定校推薦は、私立大学に多く、合格したら入学することを確約する「専願」となっている。
また、出願条件に「評定平均4.0以上」といった高校での成績に一定以上の基準が求められることが多い入試制度。高校での学力や部活動、課外活動の状況を評価するとともに、思考力や表現力、個性などを総合的に評価するために、小論文や面接が課されるのが一般的だ。
指定校推薦では、学習や部活動などの成績から高校で校内選考が行わる。募集人数は比較的少なく、狭き門となるが校内選考に通れば、大学に合格する可能性が高い。
指定校推薦のスケジュール
9月 校内選考
11月 出願
12月 入試・合格発表 ※共通テストを課さない場合
1月 入試・合格発表 ※共通テストを課す場合
推薦入試に向けての準備は、高校3年生になってからのスタートとなる。ただし、推薦入試を受験するかどうかは、高校2年生の冬までに決めておくといいだろう。高校2年生のうちに、志望校ではどのような推薦入試があるのか、自分の通っている高校がどの大学の指定校になっているのかなどを調べ、担任や進路担当教師に相談しておくようにしたい。
高校3年生早めに応募に必要な書類をまとめ、出願に必要な検定試験を受験し、高校3の 7月には最終的な出願先を決めなければ手遅れとなることもある。また、志望理由書・小論文・面接などの具体的な対策を取る必要もある。
指定校推薦の出願条件や試験の内容
指定校推薦で評価の対象となるのは、高校での学習状況の評定や、部活動、生徒会会活動のほか、ボランティアなどの課外活動などだ。つまり、高校での日頃のがんばりが評価されることになる。
評定平均とは?
指定校推薦ではほかの多くの推薦入試と同様に、出願条件として「評定平均値〇以上」と成績基準が設定される。評定平均値とは各教科の5段階評価の成績の合計をすべての教科数で割った平均値だ。主に高校1から3年1学期までの成績が対象となるため、高校1から一定以上の成績を残していると有利だ。
指定校推薦では評定平均値は高めに設定されることが多いとされている。大学が求める成績基準を満たしていないと出願できないこともあるため、日々の授業や提出物、定期テストにしっかりと取り組んでおくようにしたい。
どんな試験が課される?
指定校推薦では主に、志望理由書、小論文、面接などのほか、口頭試問、プレゼンテーション、そして共通テストを課すケースもある。
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