コロナの濃厚接触者となった受験生の交通手段

濃厚接触者の受験生、タクシーやハイヤーが利用できる

受験シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストは、１月１４、１５日に予定されている。それに先立ち、文部科学省は新型コロナウイルスの濃厚接触者となった受験生の交通手段について、タクシーやハイヤー、海上タクシーを利用できると発表した。

昨年度に続く対応策で、感染対策を講じた車両を利用することと、検査結果が陰性で無症状であることを告げた上で予約することが条件。ただし、通りすがり、つまり流しのタクシーは利用しないよう求めている。

文科省は、濃厚接触者の受験生について
〈１〉検査結果が陰性
〈２〉受験当日も無症状
〈３〉公共交通機関を利用せずに会場に行く
上記要件を満たせば、別室受験が認められるとしている。ただ受験生の中には、自家用車などを利用できないケースもあるため、タクシーの利用を認めることにした。

タクシー事業者が少ないなどの理由で予約が困難な場合は、１０日に開設する同省の相談窓口（０３・６７３４・４７３９）に連絡してほしいとしている。