清泉女子大学オープンキャンパス

5月26日総合文化学部テーマは「源氏物語という文化」

総合文化学部は、日本文化領域・国際文化領域・文化史領域の3領域で構成されています。3領域を横断することで見えてくるものは何か―。
本プログラムでは、NHK大河ドラマ「光る君へ」でも話題の「源氏物語」を素材として、それぞれの領域の教員が講義を行い、多角的に文化や社会を見るおもしろさを伝えます。古文が苦手でも、楽しく参加していただけるとしている。

最新の人気記事!
https://madatega.com/2930//

総合文化学部では、人文科学を多角的に学び、想像力・創造力を培い、人文科学の諸分野を学ぶことができるとしている。近い将来、AIが人類の知能を超えると言われている現代、「人間にしかできないことは何か」という命題に向き合っていかなければならないなか、人文科学は、まさに「人間」について考える学問といえる。人間が作り上げた「文化」をさまざまな観点から学ぶことによって想像力と創造力を培い、変化の激しい時代を生き抜く力を身につけることができる学部である。

オープンキャンパスタイムテーブル
興味のあるプログラムだけの参加も可能。
13:00~13:10 オリエンテーション
13:10~14:00 「光る君へ」の実像 ―平安王朝の表と裏―
14:10~15:00 世界で読まれる「源氏物語」
15:10~16:00 「源氏物語」を奏でる
16:10~16:40 在学生との懇談会

文化史領域から見る「源氏物語」
「光る君へ」の実像 ―平安王朝の表と裏―
中野渡俊治 教授
「源氏物語」の舞台となる平安時代は、貴族文化が栄えたとされ、ドラマや物語では、貴族たちの華やかな暮らしぶりが描かれています。彼らは日々の出来事や政務の内容などを日記に記していました。藤原道長や藤原実資も日記を残しています。実際、道長たちの日常はどのようなものだったのでしょうか。この講義では、道長や実資などの、そして紫式部の日記もひもときながら、彼らが見聞きしたことや感じたことに迫りたいと思います。

文化史領域
国際文化領域から見る「源氏物語」
世界で読まれる「源氏物語」
鈴木卓 教授
「源氏物語」は世界的に見ても古い長編小説として、多くの言語に翻訳されています。けれども日本の私たちが読んでも難しいと思うこともある原文は、いったいどのように翻訳されているのでしょう? 今回の講義では、比較的多くの翻訳が出ている英語訳を取り上げて、日本語の美しさやユニークさがあふれる表現が英語でどう表現できるのか、あるいはできないのか、言語学的な観点から見てみましょう。

国際文化領域
日本文化領域から見る「源氏物語」
「源氏物語」を奏でる
藤井由紀子 教授
「源氏物語」は、それ自体が多くの人に読み継がれてきただけではなく、後代のさまざまな文化に影響を与えました。「源氏物語」がなければ、日本文化は今とは別の形になっていたはずです。今回の講義では、日本の音楽(筝曲地歌)に取り入れられた「源氏物語」を紹介します。「源氏物語」の世界をベースにした歌詞を解説したあとで、実際に、箏・三味線・尺八での演奏を聞いてみましょう。文学と芸能のコラボをお楽しみください。

特別展示
島津忠義公遺愛品の「源氏歌かるた」をはじめ、本学所蔵の「源氏物語」関連書籍を図書館で特別展示します。

申し込み&詳細情報は同大学ウェブサイトにアクセス
https://www.seisen-u.ac.jp/admissions/event/opencampus/20240526.html

タイトルとURLをコピーしました