今春の大学進学率は57・7%と過去最高

8年連続で過去最高を更新

今春の大学進学率は57・7%で、過去最高となったことが20日、文部科学省が発表した2023年度の学校基本調査(確定値)でわかった。前年度比1・1ポイント増で、8年連続で過去最高を更新したと12月19日読売新聞朝刊が伝えている。

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短大や専門学校なども含めた「高等教育機関」への進学率は84・0%。前年度より0・2ポイント増え、こちらも過去最高となった。文科省担当者は「就学支援制度の周知が進み、経済的理由で高等教育機関への進学を諦める生徒が減少したためでは」とみているという。
ただ、経済的理由で進学をあきらめる生徒減少に関しては疑問が残る。多くの生徒が家庭の経済的な理由で奨学金を借り入れたり、アルバイトで生活を支えなければならないというのが現状。卒業後借り入れた奨学金返済に苦しんでいるという問題は解決しておらず、さらに現在国会でもめている103万円問題も先行きが見えず、バイトで大いに稼ぐということもできないジレンマに苦しんでいる親御さんや学生も少なくない。

ちなみに勤労学生控除を申請すれば、所得税は年収130万円まで、住民税所得割は124万円まで税金がかからない控除枠が広がるものの、年収103万円を超えると、親などの扶養から外れるので、扶養者の所得税や住民税は高くなるので注意が必要だ。

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