偏差値で大学や学部を選ぶのは間違い
自分の偏差値だとこの大学合格は無理、逆に学びたい学部でもないのに、偏差値に似合った学部だからといって入学を決めてしまうなど、偏差値に惑わされている受験生も少なくない。
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偏差値は、大学を選ぶときに大きな目安にする数値だ。偏差値は、いかなるテストを受けても、自分がどの位置にいるのかを示してくれる。偏差値の仕組みは「テストの平均点=偏差値50」とすることで、そのテストを受けた人たちの中で自分の点数がどこに位置するのかがわかるというものだ。
つまり、点数がよくても平均点より低ければ偏差値は50より低くなり、逆に点数があまり高くなくても平均点より高ければ偏差値は50より高くなる。
テストが難しかったら50点、簡単だったら80点とテストによってばらつきがでてしまうことになってしまうので、偏差値を用いて受験生全体の中で、自分の学力がどの位置にいるのかがわかる仕組みとなっている。
そこで受験生は自分の偏差値に適合する大学を選べることになる。志望校に合格できる偏差値であれば、受験不安は和らぐし、志望校合格には偏差値がまだ足りないようなら、それを目標とする受験勉強をすればいいことになる。
だからといって、あまりにも偏差値にこだわりすぎると、自分が学びたい大学や学部を選ばずに、偏差値にあっていたからと入学した後で、こんなはずではなかったと悔やむ学生も少なくない。実際、大学中退者の数が年々増えているのはそうした背景もあると見られている。
つまり、偏差値がよかろうが、悪かろうが大学、学部は偏差値で決めてはいけない。偏差値にとらわれず、自分の学びたい大学、学部を目指すのが当たり前。
とりわけ高校まで大学受験を見据えた勉強が苦手だった受験生にとっては、自分の可能性にあった大学選びがストレートにできるものだ。偏差値を考えない大学選びで、自分らしさ、自分が本当にやりたいことが学べる大学、学部で学んでほしい。