大学全入時代に入れないわけ!
文科省の発表によると2019年度に大学に入学した数は約63万1000人となっています。高校卒業人数が約105万人ですから、大学進学率は60%、つまり二人に一人以上が大学生というわけです。
全国には国立、公立、そして私立合わせて788校もの大学が点在し、2020年度現在、300万人弱の若者がいずれかの大学に在籍しています。
大学入学者の内訳は国公立大学が約13万人、残りの約50万人あまりが私立大学生ということになります。大学数は国公立が179、私立が609、合わせて788大学となっています。そこに63万人強の学生を定員通り満遍なくきれいに振り分ければ、全員が大学に入学できることになります。
しかし、それは計算上の話で、現実的にはそれぞれに志望校がありますから、志望者が集中する、いわゆる人気大学は競争率が高くなり、あえなく浪人というのもある一方で、定員割れに喘ぐ大学もあります。
国公立は首都圏ばかりでなく地元の利ということもあり、地方の大学でも昨今では人気が復活してきています。しかし、私立となると人気大学は関東圏、関西圏に集中しているのが実情です。その他の大学は入学者獲得に苦戦を強いられているといえます。
知名度の高い大学、低い大学
一般的に、有名校、知名度の高い大学というのは合わせて70校余りといわれています。つまり私立大学において550校余りの大学は認知度が低い大学といえます。
「そんな大学、聞いたことがない」、「そんな大学、どこにあるんだ?」といった具合で、実際受験生、その保護者は首をかしげるばかり。その大学が発行する大学案内やホームページ情報はあるものの、予備校などの第三者の情報が不足していることからよくわからないまま受験、そして入学したというケースも少なくないといいます。
予備校からの受験情報はお客様のため
その原因は、大学以外が発信する情報は、予備校からのものが大半を占めていることに起因します。予備校は、予備校に入学してくれる受験生に向けて情報を提供していますが、予備校に入学して受験勉強をする受験生は関東圏であげると早稲田、慶応、上智、東京理科大、そしてGMARCHと呼ばれる学習院、明治、青山、立教、中央、法政に加え、日東駒専の日大、東洋、駒沢、専修を目指す受験生がそのほとんどを占め、大東亜帝国という大東文化、亜細亜、帝京、国士舘に入学する受験生までがギリギリ予備校のお客であるといわれています。
それ以外の大学を目指す、あるいは入学する受験生は予備校に通う確率が低いことから、そうした大学の情報に対して予備校は関心を示さないのが実情なのです。
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しかし、前述したように予備校が相手にしていない大学を狙う受験生の数は単純計算してもわかるように有名大学の10倍の数にのぼります。
そうした受験生のために情報を提供するサイトを構築しつつあるのが「偏差値で選ばない大学進学」「madatega」です。このサイトであなたにあった大学を探し出してください!