志望理由を書くためのチェックポイント

学部を選んだ理由は具体的に

合否を大きく左右する志望理由書をまとめるためには、他者との差別化だ。予備校などで通り一遍に倣った手順では差別化は図れない。自分の思いのたけを素直に現わす内容を考えてみよう。

志望学部に興味を持った理由、そして将来的なビジョンを大学側にしっかりと訴えることが重要だ。将来の夢を果たすために直接、あるいは間接的にこの学部で学ぶ必要があるということを主張したい。

理由書には志望学部ではどんな講義があり、どんな学生が学び、そして、何をテーマに研究しているかなど、学部、あるいは学科の詳細をしっかりと抑えておく必要がある。志望する学部の教授などがどんな研究に取り組んでいるかをウェブサイトや入学案内などから読み取っておくといいだろう。

志望理由書の内容を充実させるのに欠かせないのがオープンキャンパスだ。オープンキャンパスでは志望学部の教員や学生などの話を聞くチャンスがある。大学入学案内やウエブでは伝わらない魅力を発見でする絶好の機会となる。

志望する学部の先輩の就職先のチェックも大事だ。先輩たちがどのような仕事に就いて、大学で学んだことをどう活かしているかなどを知ることができれば志望理由が見えてくるはずだ。

志望理由書の決め手は学部の教授や教員、そして先輩たちの話だ。そうしたことからもオープンキャンパスには積極的に何度も参加して、色々な話を多角的に聞き出しておくといいだろう。