京都大学、26年より総合型選抜で女子出願枠設定

理学部と工学部で、女性のみが出願できる枠を設ける

京都大学は2026年度の入学生の試験から、理学部の書類審査や面接などで学力や意欲を測る「総合型選抜」と、工学部の「学校推薦型選抜」の、いわゆる「特色入試」で「女性」のみが出願できる枠を新設する。

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理学部、工学部、あわせて98人の定員に対し、39人の「女子枠」を設け、出願者は学業活動のレポートや大学入学共通テストの点数などを踏まえて合否判定される。

京都大学は「さまざまな属性や背景を持つ学生同士が存分に語り合い、議論をしながら学びを深める環境を実現するため、キャンパス構成員の多様性の確保を目的とする」と、「女子枠」と説明。

京都大学湊長博総長は「社会の多様性が、大学を構成する人々に反映されていない状況が合理的に説明できなければ、多様性を欠くと言わざるをえない」と話し、女子枠新設に対する期待を述べた。

文部科学省は各大学に対し理工系分野での女子を対象とした入試など、多様性確保に向けた工夫を求める通知を出し、東京工業大や名古屋大、琉球大などの国公立大学の理系学部で女子枠を導入している。

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