なるため! 幼稚園教諭その⑥

幼稚園教諭になるため、だれもが持つ迷い

幼稚園教諭を目指すとき、最初に悩むのが幼稚園、保育園のどちらで働くかでしょう。専門学校や大学で所定の課程を修了し、卒業すると幼稚園教諭の免状は取得できます。教育実習を幼稚園で行えば幼稚園、保育園ならば保育園、そして、その両方で行えば両方の免状が得られます。

幼稚園と保育園、どうちがうの?

一般的に求人が多いのは保育園といわれていますが、0歳児から預かるだけに、仕事はオムツの交換や洗濯などもあることからも、子育て経験のない教諭にとってはつらい仕事という側面もあります。また、子どもを朝早くから夜遅くまで預かったりしますので、勤務時間が不規則となるケースが多いようです。

一方、幼稚園の場合は、定時始まりの定時終業が見込まれますので、生活のリズムは一般的な企業と同じと考えていいでしょう。いずれにせよ、動きが活発、且つ不規則な子どもを相手にするなど、肉体的にハードな仕事といえます。

子どもと毎日接する仕事でも子どもが好きといえますか

子どもが好きなので教諭になったという声が少なくないのがこの仕事の特徴。それでも仕事ですから、かわいいだけですみません。オムツの交換や、汚れた下着などの洗濯は、子育て経験がない人にとってはきついものです。また、言っても聞かない子どもや、理解してくれない子どもに、いつでもやさしい気持ちでいられるか疑心暗鬼になるものです。教諭となればほぼ毎日、子どもと接しなくてはいけません。どんな状況にあっても子どもに笑顔を絶やさずにできるかという不安はつきものです。

それでも子どもが好きであれば、日々成長する子どもの姿はいとおしく、1年ごとに成長した園児を見ると大きな達成感に浸れます。先輩教諭の多くがそうした達成感を得ることで成長できたと口にしますから、その魅力には計り知れないものがあるのかもしれません。

 

タイトルとURLをコピーしました