なるため! 日本語教師その⑥

日本語教師の必需品

日本語教師の必携品といえば、何をおいても辞書。とりわけ、日本語の辞書はバリエーション豊富に所持しているようです。そこで、日本語教師たちが必携の辞書と教材についてあれこれ調査してみました。

日本語文型辞典は教師の必需品

日本語教師が愛用する日本語辞書は、国語辞典、あるいは漢和辞典などといった一般的な国語辞典だけではなく、文章の中で使われている言葉の用例などを交えて解説している辞書も不可欠と多くの教師が口にします。さらに英和・和英辞典、中和和中辞典など、生徒の言語を訳すための電子辞書を所有しているといいます。

日本語教師に必要な教材

英語など外国語を学ぶ際によく使用する「フラッシュカード」を日本語学校でも活用しているようです。一般的にフラッシュカードは、表に英単語、裏に日本語訳が書かれていて、英単語と日本語訳を耳と目で覚えていくというものです。しかし、日本語学校で使用されるフラッシュカードは表に日本語、裏にそれを示す絵が描かれています。これは生徒が多国籍ということから万国共通の絵で表す必要があるからです。

日本語教師用のフラッシュカードは市販されいますが、多くの教師が生徒のレベルに合せて作った自前のフラッシュカーを作成するそうです。また、教科書に準じた授業の中で、コンビニやファストフード店、量販店など生徒が日ごろ利用している店などの広告やポップに使われている単語など、生きた教材を用いるケースも少なくないそうです。

ウエブサイトで教材を探す

さらに、テレビや映画、ユーチューブ、SNS、流行言葉やお笑い番組などで使われている言葉や言い回し、そして新しい言葉などに敏感というのは万国共通。日本語教師もテレビやSNS、さらには若者言葉や若手芸人などが出演する番組や雑誌などを常にチェックしなければならないなど、皆さん、日常的に努力を重ねているようです。

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