いつスタート?
早いところだと6月から入試が始まる総合型選抜で大学を目ざそうとすると、高校3年生になってからスタートというのでは十分な対策を講じられない。各大学がどんな学生を求めているのか、それに合致するためにはどうしたらいいのかを高1、高2から始めるのが理想だ。
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しかし、高3だからといってあきらめる必要もない。体育会系の部活動に所属する3年生の最終試合は7月に行われる。つまり、それ以降で総合型選抜入試に挑む生徒も少なくないのも事実だ。7月、8月のオープンキャンパスで数多くの大学を見学し、そこから自分に合った大学を選び、9月の入試を狙うというのもある。
部活動であまりいい成績を残していないとあきらめるのは早計だ。部活動を通して自分が何に気が付き、これからその気づきを大学でどう生かしていくかをしっかりと大学側に訴えることができれば第一関門は突破できるはずだ。
総合型選抜とは、エントリーシートなどの書類選考や面接、プレゼンテーションなどを組み合わせて、受験生の能力、学習意欲、目的意識を総合的に評価するという入試方法だ。
昨今では入学後の学力不足や適応能力の欠如などで中退者が増えたことから、一般入試である大学入学共通テストや大学独自の学科試験・小論文、プレゼンテーションなどを通して大学で勉強するに十分な学力、知識や技能があるかを問うようになっている。
総合型選抜で実施される選抜方法は各大学によって特色があるが、基本的な項目は以下のようなものだ。
面接、実技試験、教科・科目に係るテスト、小論文、プレゼンテーション、資格や検定試験の有無、結果、調査書やエントリーシートの内容などが求められる。
志望する大学、学部を熟知し、そこで自分がどんな学びをするのかを具体的にまとめ上げていけば、今からスタートでも決して遅くない。オープンキャンパスに足を運ぶ、自分が運べないなら保護者に運んでもらう、そして、大学が総合型選抜受験者に何を求めるかを徹底研究してゆこう。