私の得意技は何かを知る!
英検や名のあるスポーツ大会での好成績がなくとも、受け入れてもらうには、それに匹敵する功績がなければダメとあきらめないでください。
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ある受験生はソフトテニスで頑張っていましたが、その成績では不安と思い悩み、他の作戦を立てることにしました。
そこで武器になったのが「漢字検定3級」という資格です。
3級でいいのと勘違いしないでください。
彼女のケースで重きを置いたのは、3級取得までのプロセスです。
毎日、放課後にテニスの練習に打ち込み、普通であれば、家に帰ってお風呂に入って、ご飯を食べて、宿題をしたらもうお眠の時間。しかし、彼女はもう少し頑張って漢字検定の勉強を続けました。
最初は5級、次に4級、そして3級とテニスの練習と大会出場の合間を縫って受験し、級を獲得していったのです。そのプロセスと、その努力がもたらした喜び、苦しみを小論文に書き、さらにその経験を将来にいかに生かすかを書き、見事に合格を勝ち取りました。
部活経験やそこでのリーダーシップ力、コミュニケーション能力はいうまでもなく、ボランティア活動を高く評価する大学も少なくありません。また、ゲームをはじめとした趣味も評価の対象になります。中には、家族や本人の病気に悩まされた経験も評価対象にする大学もあります。
総合型選抜では自己アピールの自由度が高く、実績や持ち得る能力だけで評価されるわけではありません。評定平均、活動経歴、資格などは一要素でしかありません。ここで重要なのは、そうした実績を有する自分がいかに充実した高校生活を送ってきたかをアピールし、今後どうなっていくのという期待感を抱かせる物語が重要なのです。
人間力で勝ち抜く受験
学業、サークルの実績、資格取得のために努力してきたこと、好きなことにどこまで打ち込んできたか、海外経験してきたことなどが評価される総合型選抜試験。
そんな経験を大いにアピールすることはとても大切ですが、大学にとって気になるのは、それぞれの受験生が、どんな大学生になるかといった将来的展望です。
大学側からすれば、なぜあなたは私たちの大学を選んだのか、大学で何をしようと思っているのか、そして、将来は大学での学びをどのように活かすつもりか?
そうした大学の期待に自分がいかに応えられるかを熱意を持って伝えなければならないのです。