なるため! 通訳その④

プロの通訳が何を必需品としているかを探ることで、通訳者になるには何を準備するか、何を役立てるかなどが見えてきます。そうしたことを知ることが通訳になるための学びになります。

通訳の七つ道具

通訳に欠かせないのが辞書です。英語の通訳者であれば、かつては豆辞典から中辞典はじめ、英英辞典など何冊もの辞書を持ち歩くという通訳もいましたが、スマホやタブレット、あるいは電子辞書の登場で何冊もの辞書を持ち歩く必要もなくなりました。

紙製の辞書が読みやすい

電子辞書にとってかわられた紙製の辞典ですが、そんな時代でも紙製の辞典は手放せないという英語通訳者も少なくないといいます。時間があるとき、目的もなく辞書をめくり、そこに書き込まれた内容を小説のように読み込んだりするといいます。ひとつの単語に関連する言葉の中に新しい発見がかなりの確率であるのだそうです。

その他の必需品

その他の必需品はレコーダーです。通訳はその場で通訳すれば終了というわけではありません。内容をレポートにすることを求められるほかに、自分が通訳した内容に齟齬がないかを確かめたりしなければなりません。正確な翻訳をするためにはレコーダーは欠かせないといえます。

また、筆記用具やA4サイズのレポート用紙も必要だといいます。レポート用紙は大判のほうが速記に適していますし、図やイラストも描きやすいというメリットがあります。

中には外国人にとっては珍しい筆ペンを用意して話題づくりに生かしているという通訳者もいるといいます。

身だしなみは大事なエチケット

エチケットとして口臭剤や香水も忘れてはいけません。何しろ通訳は顔をつき合わせての仕事ということでエチケットに対する意識は持っていたいところです。さらに声を発する仕事がらノド飴も欠かせません。

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