総合型選抜を実施する国公立大学は58.2%と全体の半数以上

文部科学省は令和6年度の国公立の入試概要を発表

総合型選抜は179大学中105大学と58.7%、学校推薦型選抜は173大学、96.6%となった。

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総合型選抜は、詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法であり、学力だけでなく、人物その物を評価して大学に入学させるというものだ。

一方の学校推薦型選抜は出身高等学校長の推薦に基づき、調査書を主な資料として評価・判定する入試方法で、その歴も古い。

ふた昔前までは推薦なんて卑怯な手を使うのではなく、みっちりと受験勉強をして実力で大学に合格しろという風潮があったが、そんな上っ面の勉強方法では、大学入学後、大学の勉強について行けるものも少なく、「大学は出たものの」という流行言葉まで誕生。そこでがぜん注目を集めているのが総合力のある人材をということで総合型選抜、そして、大きく改変された学校推薦型選抜だ。

文科省の発表によると国公立の全体募集人員は前年度比717人増の12万8899人となっている。

総合型選抜実施大学・学部数
国立 64大学〔78.0%〕 264学部〔65.3%〕(64大学〔78.0%〕 261学部〔64.8%〕)
公立 41大学〔42.3%〕  85学部〔38.5%〕(40大学〔41.7%〕  82学部〔38.5%〕)
国公立全体  105大学〔58.7%〕 349学部〔55.8%〕(104大学〔58.4%〕 343学部〔55.7%〕)

2 学校推薦型選抜実施大学・学部数
国立 77大学〔93.9%〕 288学部〔71.3%〕( 77大学〔93.9%〕 289学部〔71.7%〕)
公立 96大学〔99.0%〕 215学部〔97.3%〕( 95大学〔99.0%〕 207学部〔97.2%〕)

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