高校との連携や入試枠創設
読売新聞によると工学部や理学部を志望する女子学生の獲得競争が大学間で熱を帯びている。理工系女子の育成に力を入れる高校との連携や入試での女子枠導入など、あの手この手を繰り広げている。女子学生を増やして多様性を広げるとともに、少子化の中でも将来にわたり学生を安定的に確保する狙いがあると報じている。
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現在、学部の女子学生比率が25%の東京理科大は「理工系分野に興味のある女子高校生を増やしたい」と2020年、富士見高と連携協定を結んだ。学生らが探究学習の発表会で助言したり、研究室で模擬実験を行ったりするなど多様なプログラムを実施。富士見高の理系進学率は19年度の38%から、22年度は43%に増加し、特に工学部は6ポイント増の18%になった。
同大学は来年度入試から工、先進工など3学部の総合型選抜(旧AO入試)で、女性受験生に限定した計48人の女子枠も創設する。入試広報担当者は「女子の理工系分野への進学を支援し、多様な学生が学びあう環境を整えたい」と意気込むと読売新聞の記事にはある。
大学入試での女子枠導入を求め、国公立大では来年度入試で、東京工業をはじめとする9大学が総合型選抜などで女子枠を設けるなど、いわゆる理系女子を支援する対策が取られているので、こうした流れに沿った大学選びをするのもいいだろう。