大学入試センター試験受験者数が2018年をピークに急減
私立大学出願のために大学入試センターが実施する試験を受ける受験者数が2018年をピークに急減している。これは総合型選抜や学校推薦型選抜が主流となっていることが要因とみられる。受験料収入で運営する同センターは危機状況に建っているといえる。
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同センターは1990年から「大学入試センター試験」を、2021年から、後継となる「大学入学共通テスト」を実施している。試験結果は、受験生の希望に応じ、国公立大や私立大に送られている。
同センターが今年2月、現役生の出願動向を分析したところ、私大のみに出願した「私大専願」の受験生は18年に約13万8000人と過去最多たっだのを機に減少傾向が続き、22年は約10万8000人に留まった。22年の全体の志願者は約53万人で私大専願の減少が目立つ。
こうした背景には、一般入試ではなく、能力や意欲を多面的に評価する総合型選抜や学校推薦型選抜の人気が加速したことがある。大学受験の新常識は刻一刻と変貌を遂げているといえる。